スタンディングデスクをうまく活用すると、肩こりは改善されます。しかし、立つ姿勢が悪かったり片足重心で立ち続けたりしていると、当然ながら肩こりは悪化します。
ここでは、肩こり改善効果があるスタンディングデスクの使い方を最初に押さえ、パソコンワーカーにありがちな「肩こりが悪化する姿勢」を改善する方法について解説しています。
正しい姿勢でスタンディングデスクを使えば肩こりは良くなる
- 肘が90度に曲がること
- モニターから目まで50㎝は離れていること
- モニターが上方向に20度の傾斜があること
これが、一番体に優しい立ち方です。
ちなみに、座るタイプのデスクにも正しい姿勢がありますが、これができている人は多くありません。ほとんどの人が、首だけ前のめりだったり猫背だったりするので、肩こりが悪化してしまいます。
スタンディングデスクの場合、よほど自分に合わない高さにしない限り、まっすぐ立つ姿勢を保っているので、上のような理想の姿勢と完璧に一緒で無くても、座るタイプのデスクよりかは肩こりの原因となる体勢を取ることが少なくなります。
そのため、スタンディングデスクを使うことで肩こり改善を感じている人が多くいるのです。
スタンディングデスクでノートパソコンを使う場合は要注意
ノートパソコンはスクリーンとキーボードがくっ付いていますから、先ほどの「理想の姿勢」をしようとすると、以下のような問題が起こります。
- 肘を90度にすると、スクリーンの高さが足りない
- スクリーンの高さを合わせると、キーボードの位置が上がりすぎて肘の位置がおかしくなる
これを解決するには、ノートパソコンに付いているキーボードを使うのを止めて、スクリーンの位置を目線の高さに底上げし、手元にBluetoothキーボードを置きそちらを使うという方法があります。
立ちデスク歴1年半の筆者の場合
筆者の場合、「わざわざキーボードを持ち運ぶのは嫌」という理由で、スクリーンの高さが良くないと分かっていながらもそのまま使い続けています。
しかしながら、1年半前までは長時間座って仕事や勉強をしていたため、それよりは肩こりも大分ましになりました。腰を曲げている時間もかなり減り、腰痛も良くなりました。
いかがでしたか?スタンディングデスクは、座るタイプのデスクよりも無理な姿勢を取る要素が少なく、たとえ理想の姿勢でなくても肩こりが和らぐことが多い、ということをお話してきました。
ぜひ、スタンディングデスクを導入して、肩こり改善を実感してみてくださいね。
P.S.そうは言っても筆者の場合、1日8時間以上とかなり長時間机に向かっていますし、やはり理想の姿勢はできた方が良いとは思っています。後日、キーボードを買って”最高のスタンディングデスクの姿勢”で仕事をやってみます!
参考
https://www.wired.com/images_blogs/wiredscience/2012/09/mf-standing-deskb_f.jpg