ダイエット

痩せたいのに食べちゃうのはあなたのせいじゃない!結果を出すには

「本当は痩せたいと思っているのに、どうしても食べちゃう」

自分なんてできないやつだ、なんてストレスや罪悪感を感じてはいませんか?

大丈夫。あなたが悪いんじゃありません。人間、誰でも食欲を我慢するのはムリなもの。

成功する人は、そもそも食欲と戦わずして勝っています。

どういうことか?

ここでは、過去に1か月弱で5kgのダイエットに成功した米国スポーツ栄養専門家の筆者が、空腹・食欲と戦わずに痩せる方法を解説。

内容は多いですが、やることは手間要らずで超カンタンです。確実に1個づつこなして、理想の体型を手に入れましょう!

痩せたい痩せたいとストレスを感じるダイエット方法は続けられない【前提1】

そもそも、なぜ「痩せたいのに食べちゃう」現象が起こるのでしょうか?

答えは2つあります。

  1. 好きな食べ物を我慢してしまうから
  2. →ストレスを感じる→食べちゃう

  3. 食事から良質な栄養素を摂取してないから
  4. →身体が本能的に栄養素を欲し、余分な食欲が湧く→食べちゃう

実は、あなたが「痩せたいのに食べちゃう」のは本能だから仕方ないことなんです。

…とはいえ、「痩せたい」という気持ちがあるのに、ただ食欲の赴くままにバクバク食べていては、いつまで経っても痩せることはできません。

食欲をコントロールして、ストレスや罪悪感を感じずに食生活を変えていくことが、ダイエット成功のポイントです。

実は「痩せたいのに食べちゃう」の原因だった間違い習慣4つ【前提2】

単刀直入に言いますが、実は結果が出ずにお悩みの方のほとんどは、間違った考え方でダイエットをしている人が多いです。

厳しい言い方になってしまいますが、もし「痩せたい」気持ちだけで結果が出ていたら、あなたは今この記事を読んでないですよね。

やっぱり、気持ちだけじゃなくて知識もある程度必要なんです。

本当に痩せたいなら、自分が以下の4つの勘違いをしていないかチェックしてみましょう。

  • 食べるだけで痩せる魔法の食べ物があると思っている
  • 「食べなければ痩せるでしょ!」と食事を抜く
  • 「糖質=太る」と思って、ひたすら糖質を抜く
  • 「なぜ太ったのか、どうしたら痩せるのか」を理解せずに、ただ課金する(ヨガ・痩身マッサージ・痩身サプリメント等)

思い当たる節はありませんか?

痩せる魔法の食べ物はこの世に存在しないし、糖質などの特定の栄養素が太る原因ではない

どんな手段でダイエットするにしても、これだけは絶対変わらない事実です。

じゃあどうすれば痩せられるの?

さて、ダイエットの大前提を押さえた上でさっそく実践編に移りましょう。

「痩せたいのに食べちゃう」状態から脱却するためにあなたがやっていくべきことは、以下の3つです。

  • 食事改善
  • 睡眠改善
  • 毎日続けられる範囲での運動

「いやいや、知ってるよ」

こんな声が聞こえてきそうですが、大事なのは知っていることでは無く実際に行動すること。

内容モリモリですがやることは超簡単です。3日坊主の筆者だってできました。

今日から一つづつやっていきましょう!

ストレスなく続けられる食事改善7つ

この先もずっと、ストレス・罪悪感なく食べることを楽しめる、ヘルシーな食生活をするにはどうすれば良いのか?

以下でご紹介する7つの食べ方を守れば、長期的な健康も守れるしリバウンドなしで痩せることができます。

良い複合炭水化物を食べる

糖質+食物繊維+ビタミン+ミネラルが含まれた茶色い炭水化物(複合炭水化物)を積極的に食べましょう。

食事の腹持ちUP・食事の満足感UP・便通改善など、ダイエッターにメリットいっぱい。さらに、長期的に見ると糖尿病のリスクを下げたりする効果もあります!

ここで、良い茶色い炭水化物と避けるべき白い炭水化物の例を見てみましょう。

良い炭水化物
(複合炭水化物)
茶色 玄米
雑穀
全粒粉
パスタ
そば
オートミール
オールブラン
悪い炭水化物
(精製炭水化物)
白米
白い麺(うどん、ラーメン)
白いパン全般
甘いシリアル

白い炭水化物は、糖質以外の栄養素がほとんど入っていないため、ダイエット時に選ぶメリットはありません。可能な限り控えましょう。

タンパク質を積極的に摂る

タンパク質自体が食事の満足感を上げてくれるのでダイエットに良いです!

分かりやすく言うと、ほぼ炭水化物100%の食事と比べるとタンパク質を30%・炭水化物70%の食事の方が、同じ500kcalでも満腹感が高いです。

1回の食事に満足できると、間食・空腹・食後の物足りない感が減るので、ダイエットが効率化します♪

また、長期的な健康のためにも、できるだけ植物性の食べ物を中心にしてタンパク質を摂りましょう。

植物性タンパク質

  • 豆類
  • アスパラガス
  • ブロッコリー
  • 芽キャベツ
  • ほうれん草
  • キヌア

動物性タンパク質

  • 鶏肉(皮以外)

特に、納豆・豆乳・豆腐などの豆製品は、お手頃な値段で買えて手間なしで食べられるのでおすすめです。

油は植物性のナチュラルなもの中心に

あなたを女性らしくしてくれる女性ホルモンや、美しい肌や爪などを形づくる細胞も、脂質を原料の一部として作られています。

良質の油=良質な身体

ただ、油にもダイエットに良いものと避けた方が良いものがあります。

おすすめな油

植物性

  • エキストラバージンオリーブオイル(チリorオーストラリア産)
  • 亜麻仁油(フラックスシードオイル)
  • えごま油
  • ごま油

自然に近い状態で圧搾された植物性油は、自然由来のビタミン・ミネラルや抗酸化物質(ポリフェノール)がそのまま残っています。ダイエット・美容・老化対策にもメリット大なので積極的に選びましょう。

動物性

  • グラスフェッドバター
  • グラスフェッドギー

草を食べて育った放牧牛のミルクでできたグラスフェッド製品は、動物性油の中では一番ヘルシーです。

避けたい油【脂質以外の栄養素があまり入っていない】

植物性

  • ほとんどのエキストラバージンオイル(日本産・イタリア産など)
  • 安い油(サラダ油・ごま油など)

動物性

  • バター
  • マーガリン
  • ショートニング
  • ラード

※EXバージンオイルについて。初心者でも低品質なものに当たるリスクを下げるために、産地で分けました。詳しく知りたい人は「オリーブオイル 偽物」で検索!

新鮮な野菜・果物と海藻を食べる

できるだけたくさんの生野菜・果物・海藻を食べるようにしましょう。そうすることで、以下のようなベネフィットが得られます!

  • 自然由来のビタミン・ミネラルが摂取できる
  • →外見(肌・髪・爪など)や中身(内臓・血液・血管など)を若々しく保つ

  • 食物繊維が摂取できる
  • →噛む回数が増えるので、満腹ホルモン(レプチン)が出やすくなる
    →食後の満腹感を長持ちさせ、間食を防ぐ
    →胃腸のはたらきを促し、便秘改善
    →血糖値が急に上がるのを防ぎ、食後のダルさ・眠気を防ぐ

このように野菜・果物・海藻は、長期的なダイエットに良いことしかありません!(; ・`д・´)

ちなみにもう常識だとは思いますが、食事のときは食物繊維質が多いサラダから食べるようにすると、より効率的にダイエットができますよ。

ナトリウム(塩化Na)が多い食べ物を控える

塩分を摂りすぎると、特に顔がむくんでしまい太っているように見えます

世界保健機関(WHO)の基準に沿って、以下の摂取量にできるだけ抑えましょう。

1日の塩分摂取量・・・5g(大人)
※ナトリウム換算だと約2,000㎎

ちなみに、日本人は慢性的に塩分の摂りすぎ状態。コンビニやスーパーの加工食品は、かなり塩が入っています。

日清 カップヌードル1食分 食塩相当量 5.1g
セブンイレブン 骨なしフライドチキン食塩相当量 約2g
ローソン ノンオイルドレッシング香味青じそ25ml食塩相当量 2.1g

組み合わせて食べようものなら、1回の食事で1日の基準値オーバーですね(+_+)

むくみの原因になりにくい塩

ズバリ、それは天然のミネラルがたっぷり入ったヒマラヤ山クリスタル岩塩

マグネシウム・カルシウムや、摂りすぎたナトリウムを体外へ排出してくれるカリウムなどの貴重なミネラルが入っています。

ちなみに、一般的な化学塩はナトリウムだけしか入っていなくて高血圧の原因になりますが、このヒマラヤ産クリスタル岩塩は他ミネラルも入っていて、不必要に体内のミネラルバランスを崩さないので、高血圧対策にもなります♪

ソイプロテインを活用

実は、外食が多い人は特に、タンパク質だけを多く摂るのは現実的にけっこう難しい…。

ほとんどのお肉や大豆料理には糖質・脂質・塩分が大量に含まれているので、たくさん食べるとダイエットには良くありません。

だから、植物性タンパク質のソイプロテインを1日1食に取り入れて、効率的にタンパク質を摂取するのがおすすめです。

ちなみに私は、ソイプロテインを豆乳に溶かしてソイプロテインシェイクを作り、果物と一緒に朝食として摂取しています♪ご飯の支度が30秒で終わるので、超カンタンですよ。

好きな食べ物はルールを決めて食べよう

「ラーメン食べたい」「チョコ食べたい」など、どうしても好きなものが食べたくなったときは我慢せず食べてOKです。

ただ、以下のように自分なりのルールを決めて食べるようにしましょう。

「今週はダイエット始めたばっかだから週2回までならOK。来週からは、週1回に減らしてみよう!」

「好きな食べ物を食べたら、スクワット15回×3セット」

「ラーメンは汁まで飲み干さない」

「チョコは大袋を買わない」

このように、自分が守れそうな小さいマイルールを設定して、好きな食べ物を楽しみながらダイエットができるようにしましょう。

また、もし守れなかった場合でも「テヘッ次は守ろう」くらいの反省にしておきましょう。罪悪感やストレスを感じるのはダイエットに悪影響です(+_+)

食生活を変えると味覚が研ぎ澄まされる

野菜を積極的に食べたり、塩分を控えたりをとりあえず10日間続けてみれば、舌の細胞が入れ替わり味覚が変わります。

今まで「美味しい」と感じていたジャンキーな食べ物よりも、素材そのものの味を味わえる味覚にどんどん変わっていくのです!

寝るだけでダイエット!睡眠の質を高めてバカ食い防止

夜更かししたの次の日に、スナック菓子や甘いスイーツをたくさん食べてしまったことはありませんか?

食べた後、「あれっ、よくこんなに食べたな自分!」なんて思いませんでしたか?

睡眠不足になると、精神状態を良くするセロトニンというホルモンの分泌が少なくなります。

そうすると、脳は「手っ取り早く気分を上げよう!」と、ジャンクフードに手を出しやすい心理状態に。

この食欲と戦うのは…正直厳しいですよね。私は負けちゃいます。

だから、最初から戦わないことが重要。

簡単なことですが睡眠をしっかり取ること自体がダイエットになるのです♪

ベストな睡眠時間はどのくらい?

あなた自身が、目覚まし時計無しで「あ~、気持ちよく寝られたな」と思える睡眠時間がベストです。

よく「1日8時間」「1日7時間」とか目安で言いますが気にしなくてOKです。あなた自身を基準にして考えてください。

ちなみに、就寝1時間前にスマホ・TVなどの画面を見ないようにすると、睡眠の質がより上がるのでおすすめです♪

ながら運動で痩せ体質を作る

ジムで筋トレやスタジオレッスンができれば最高なのですが、現実はなかなか通うのが大変だったりします。

そこでおすすめなのが、日常動作と同時並行してできる”ながら運動”。特に運動の時間を取らずできるので、効率的です!

以下、ながら運動の例です。

会社の行き帰り
・帰りに一駅分(20分間)歩く 63kcal
・駅で階段を使う(50段)×2 12kcal

勤務中
・トイレの中でスクワット10回×2 10kcal
・姿勢良く座る ダラダラ座るより68kcal消費する
・座った姿勢でお腹に力を入れる30秒×7(1時間に1セット) 60kcal

帰宅後
・Youtubeを観ながらスクワット15回×3 21.6kcal

1日に消費するカロリー 約235kcal
5日間続けたときの消費カロリー 1175kcal

※体重60kgの人の場合

一つ一つの運動の消費カロリーは微々たるものですが、やはり塵も積もれば山となるで続けたらかなり大きくなります。

また、スクワットなどの筋トレは、消費カロリー自体は少ないですが、継続することで筋肉が鍛えられ、そして筋肉自体がカロリーを余分に消費してくれるようになります。

つまり、日に日にカロリーを多く消費する痩せやすい身体になるってこと!

このように、あなたの生活の一部にちょっとした運動を取り入れてダイエットを成功させましょう!

以上です。
かなり内容が濃かったですね(; ・`д・´)

最後に、今までの内容をおさらいしていきましょう。

  • 好きな食べ物は我慢せずマイルールを決めて食べる
  • 食生活を変えて空腹状態を作りにくくする
  • 糖質や脂質など、特定の栄養素が太る原因では無い
  • 食べるだけで痩せる魔法の食べ物は存在しない
  • 良い複合炭水化物を食べる
  • 植物性タンパク質・油を中心に食べる
  • 新鮮な野菜・果物と海藻を食べる
  • 減塩でむくみ防止
  • ソイプロテインを活用
  • しっかり寝る
  • できる範囲で運動して、筋肉を刺激する&カロリー消費

さあ、知識を得たあなたが次にすべきなのは、行動

今まで「痩せたいのに食べちゃってた」というあなたも、以上のポイントを淡々とこなし、ダイエットを成功させてください。

思い立ったが吉日。

今すぐ、自分を変えよう!