ここでは、サラダチキンに含まれるダイエットや健康に良い成分・悪い成分について正直に解説しています。また、巷にあふれるサラダチキンの成分に対しての「勘違い」もご紹介。
最後には、外食中心の生活のあなたでもカンタンにできる、サラダチキンを活用したダイエット方法を共有しています。
さあ、さっそく見ていきましょう!
目次
成分・形状ともにダイエットにぴったりなサラダチキン
最初に、サラダチキンがダイエットに良い二大理由をおさらい!「もう知ってる」というあなたは、この章を飛ばして次章から読み進めてください ね。
高タンパク・低糖質・低脂質で低カロリー
コンビニ・スーパーの総菜は、高脂質・高糖質なものがほとんどなので、知らない間にカロリーの取り過ぎてしまいがち。
サラダチキンの場合は、低糖質・低糖質で製品重量のほとんどがタンパク質で出来ているので、とっても低カロリー。おにぎりやサラダなどの他食材と組み合わせても、理想的な栄養バランスにしやすいです。
食べ応えがあり食事の満足感も得られる
よくあるプロテインスムージー等のダイエット食品は、お腹は膨れるかもしれませんが「食事」としては味気ない…。
やっぱり、せっかく何かを食べるからにはモグモグ噛んで食べたいですよね。
サラダチキンであれば、ダイエット食品並みの栄養比(高タンパク・低糖質・低脂質)がありながらも、立派なおかずとして食べられます。
しっかり噛んで満腹ホルモン(レプチン)を脳に送り「満腹感」を感じることもできますし、味や切り方を変えるなどして食事を楽しむこともできるため、ダイエットに便利です。
鶏むね肉には健康に良い成分が入っている
鶏むね肉には、疲労回復に効果があるイミダペプチドや、がんや心臓血管系の病気を防ぐのに関わっているセレニウムなどのビタミンやミネラルが含まれています。
疲労回復に効くイミダペプチド
なんと、抗酸化物質の1つであるイミダペプチド(イミダゾールジペプチド)を摂取すると、いつも疲労感を軽くする効果があります!
207名の被験者が3つのグループ(イミダペプチド200㎎・イミダペプチド400㎎・偽薬)に分けられ、イミダペプチド入りのドリンクを毎日投与されました。その結果、なんと一日400㎎投与されたグループの人たちの疲労度が大きく下がったのです。
なお、鶏むね肉には100g当たり200㎎のイミダペプチドが入っているそう。つまり、鶏むね肉100gが使われたサラダチキンを1日1個食べれば、かなり効率的にイミダペプチドを摂取できるということになります。
ちなみに、イミダペプチド以外にも、ポリフェノールなどの抗酸化物質を積極的に摂取することはアンチエイジングにも効果的です。できるだけお肌や体の若さを保ちたいあなたは、色々な食べ物から抗酸化物質を摂取するように心がけましょう。
がんや血管・心臓の病気予防に効果的なセレニウム
鶏むね肉には、生殖機能・甲状腺ホルモン代謝・感染症予防に役立つセレニウムというミネラルが含まれています。
セレニウム摂取量の最も低いグループと比較して、セレニウム摂取量の最も高いグループでは、がんリスクが31%低下し、がんによる死亡リスクも45%低下
免疫機能や代謝に必要なビタミンB6
鶏むね肉には、心臓病・がん・認知機能に関わっているビタミンB6が含まれています。また、女性の大敵であるPMS(月経前症候群)を和らげる効果があることが確認されています。
※ナイアシンが含まれるが二日酔い対策にはならない
鶏むね肉には、ナイアシンという水溶性ビタミンが含まれています。
一部のウェブサイトで「サラダチキンの原料である鶏むね肉には、ナイアシンが含まれていて、これが二日酔い対策に効く!」と主張されていますが、これには根拠がありません。
現に、アメリカの薬剤師であるイアン氏は、以下のように説明しています。
つまり、ヒアルロン酸やコラーゲンドリンクなどと一緒で口から栄養素を摂取したからと言って、望んだように効果が出るわけではないということです。
二日酔い対策は、やっぱりこまめな水分補給につきるのですかね…?
添加物が少ないものを選ぶと健康に良い
実は、「ヘルシー」を謳いながら、化学薬品や加工食品などの身体に悪い成分が添加されたサラダチキンが多く出回っています。
ですので、本音を言えば身体のためには、単純に「たんぱく質の量」だけではなく「鶏肉そのものが身体に良い」サラダチキンを選びたいもの。
なお、サラダチキン自作派のあなたは、秋川牧園(山口県)の鶏むね肉をぜひ材料に使ってみてください。秋川牧園の鶏は遺伝子非組み換え(Non-GMO)のトウモロコシを与えられ、かつ最低限の薬しか投与されていないので、日本で一番ヘルシーです。
サラダチキンでダイエットをする方法
高タンパク・低糖質・低脂質で低カロリーのサラダチキンを使えば、かんたんにダイエットすることができます。
1日に1回のコンビニでの外食を想定して献立を立てると、以下のようになります。
昼食→サラダチキン1袋・サラダ・ノンオイルドレッシング・おにぎり1~2個
夕食→好きに食べる(高脂質のものはできるだけ避ける)
朝食の果物は新鮮なものからビタミン・ミネラルを摂りましょう。缶詰やパックは栄養素が期待できないのでNGです。
炭水化物を摂るときは、玄米・雑穀パン・パスタ等の食物繊維がしっかり入っているものをできるだけ選びましょう。白いご飯や白いパンは太る原因になりやすいです。
できるだけ、揚げ物・ハンバーグ・ミートボールなどの高脂質のものは避けましょう。豆腐やキヌアなどから植物性タンパク質を摂るように心がけるともっと良いです。肉を食べるときは、良質の赤身肉を少しだけ食べるようにするとヘルシーです。
成分(カロリー・たんぱく質・糖質・脂質)の比較はこちら
以下のページで、主要サラダチキンの成分を詳しく比較しています。「コンビニ〇社のサラダチキンの中で一番タンパク質が多いのはどれ?」とか、疑問に思ったときに便利です。
参考文献
http://allaboutbeer.com/article/anatomy-of-a-hangover/,http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/11.html,https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16945521?dopt=Abstract,http://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/08.html,http://www.1242.com/lf/articles/71224/?cat=life&feat=kajimoto,http://160.193.203.7/fatigue/topics/pdf/cbexdr_yuuyou.pdf