美肌効果やアンチエイジング効果があることで有名なポリフェノールですが、実はスポーツをする人にもメリットがたくさんあるって知っていましたか?
ポリフェノールは、エクササイズやトレーニングした後の回復を早くしたり、ケガの早期完治などの素晴らしい効果があります。
ここでは、ポリフェノールが体内でどのようにはたらいて、それがどんな風にスポーツをする人に役立つのかを徹底解説していきます!
目次
ポリフェノールの抗酸化作用
そもそもポリフェノールはどんな物質で、体にどんな作用があるのでしょうか。
ポリフェノール類とは、植物由来の抗酸化物質。植物が、紫外線や外的などの外部ストレスから自分自身の身を守るために合成する物質として知られています。
ちなみに緑茶のカテキンやブルーベリーのアントシアニンもポリフェノールの一種です。
ポリフェノール類の一番の効果は抗酸化作用。
ここで、ポリフェノールとスポーツの繋がりを深く見ていきましょう。
キツイ運動をするほど体はサビる
人間は、生きているだけでどんどん酸化、つまりサビていきます。体が酸化するとがん・動脈硬化・肺気腫・心臓系の病気などになるリスクが上がるので、酸化に良いことはありません。
ところで、人間はあらゆる動作をするときに、細胞の中のミトコンドリアという場所でエネルギーを作っています。スポーツをしてたくさん体を動かすほど、細胞はたくさん働くということになります。
細胞たちが一生懸命働くほど、活性酸素というものが生み出され、これがあなたの体にとって重要な栄養素や、体の組織を傷つける悪さをします。
つまり、あなたがスポーツを頑張るほど体に悪い活性酸素が多く生み出されるということ。そのため、活性酸素と戦ってくれる抗酸化物質を積極的に摂る必要があるのです。
ここで頼りになるのがポリフェノール!
スポーツをする人がポリフェノール摂取で得られるベネフィット
強い抗酸化作用のあるポリフェノールが、スポーツをする人にどんな役に立つのか見ていきましょう。
ケガが最短で治る
骨折や靭帯損傷などの大きなケガから、擦り傷などの小さなケガまで。ケガをすると炎症が起こりますが、この過程で活性酸素ができてしまいます。
ここでポリフェノールを積極的に摂り、抗酸化作用の力を借りると細胞は体の修復をスムーズに行うことが可能になります。
他の栄養素と併せてポリフェノールを心がけて摂るようにすることで、最短距離でケガを治すことができます。
トレーニング後のリカバリーが速くなる
エクササイズ・トレーニング・筋トレの後は、筋肉が損傷を受けています。(ちなみに、小さい筋肉のキズが原因で起こるのが筋肉痛で、よりひどい損傷具合のものは肉離れと呼びます)
ポリフェノールの抗酸化作用は、トレーニング後の体の細胞や筋肉の回復を助けてくれるという大きなベネフィットがあります。
このように、ポリフェノールはスポーツを頑張る人にベネフィットがたくさん。ぜひ、積極的に摂るようにしましょう!
ポリフェノール類が含まれる食材
ポリフェノール類は植物由来の抗酸化物質。そのため、穀物・果実・葉っぱ系の食材に多く含まれています。
- チョコレート・ココア
- りんご(特に皮部分)
- 赤ワイン
- コーヒー
- 緑茶・紅茶
- 玄米
- ブルーベリー(特に皮部分)
- たまねぎ(特に皮部分)
- 柑橘類
- ターメリック
- 生姜
苦い・渋い味と覚えよう
ポリフェノール類は苦味・渋みが特徴。ポリフェノール類だけで実は8000種類以上もあります。そのため、アバウトに「苦いか渋い味のものにポリフェノールが入っている」と考えると覚えやすいです。
以上、ポリフェノールはスポーツをする全ての人におすすめの抗酸化物質であるということをお話してきました。
ぜひ、ポリフェノールを積極的に摂ってパフォーマンス向上やリカバリー力UPに役立てていってくださいね。