ダイエット

補食とは

補食とは、食事と食事の間に食べる補助的な食事のことを指します。

だからと言って侮るなかれ。アスリートの場合は特に、パフォーマンスが上がるのか落ちるのかは補食にかかっているといっても言い過ぎではありません。

頑張るビジネスパーソンにとっては、健康的な体を保つことやダイエットにも活用できるのが補食です。

ここでは、補食の役割とメリット・デメリットを3分で分かるように解説しています。さあ、見ていきましょう!

補食の役割

補食とは、食事と食事の間に食べる補助的な食事のこと。以下の3つの役割があります。

  1. 血糖値の安定
  2. 精神面での安定
  3. 不足した栄養素を補う

ヒトは、長く空腹状態(低血糖状態)が続くと、空腹を強く感じドカ食いに走りやすくなります。さらに、そのときに食べたくなるのは体に良い食べ物では無く、高脂質・高糖質の食べ物。ダイエットにも体づくりにも逆効果です。

また、ご存知の通り3時のおやつの魔力は最強。コーヒーとビスケット1枚だけで、その日がまた始まるように気持ちをリフレッシュすることができるのです。補食は、メンタルヘルスにも役立ちます。

さらに、成長期のサッカー少年などのアスリートは補食は必須。運動時に使う栄養素・成長に使う栄養素・運動をすることで失った栄養素全てを3食で摂取することはとても難しいからです。補食で栄養素をうまく補いパフォーマンス向上に役立てましょう。

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間食との違い

補食と間食は、どちらも「食事と食事の間に食べる食事」という意味がありますが、使われ方に少しの違いがあります。

補食・・・不足した栄養素を補給するためにする補助的な食事のこと。スポーツ現場で使われることが多い。
間食・・・食事と食事の間に食べる食事全般を指す。補食とは違い、栄養素の補給というよりかはし好品(お菓子・清涼飲料水など)を楽しむときに使われることが多い。

メリット

前述のように、補食をすることの大きなメリットは、血糖値の安定・メンタルの安定・栄養素の補給です。ここでは、ビジネスパーソンとアスリートの2人を例として、補食をすることで得られるベネフィットと具体的な利用シーンを解説しています。

ビジネスパーソン

食事にまとまった時間が取れないときや、残業で夕食が遅くなりそうなときに補食をするとメリットがあります。補食により血糖値を安定させたり、リラックスして仕事に臨むことができます。

栄養素がたっぷり入ったバーやエネルギードリンク等を活用して、体脂肪が燃やされにくくなる現象(省エネモード)を防ぎましょう。これで、ダイエットがしやすくなります。

特に残業することが決まっている場合、補食は絶対必要です。終業まで何も食べないと、帰宅時についついコンビニに寄って高脂質・高糖質の食べ物を買ってしまう可能性が高くなります。前もって補食を取り、無駄な栄養摂取のリスクを下げましょう。

なお、確かに「夜遅く食べると太りやすい」というのは本当ではありますが、空腹の時間を長くするのも同様に太る原因に。勤務時間が長い人は特に、あまり時間にとらわれすぎず、補食で空腹の時間を減らすよう意識しましょう。

アスリート

補食はスポーツ選手にもメリットがあります。というか、補食は必ず必要です。※あなたがビジネスパーソンであってもダイエットのために知っておくと良いメリットですので、見ていきましょう。

栄養素が足りなくなり、体内のグリコーゲン(糖質)が不足すると、筋肉をエネルギーとして分解し使いだします。つまり、せっかく付けた筋肉が糖質の替わりにただのエネルギーとして浪費されてしまうのです。また、たんぱく質が不足したときも同様の現象が起こります。

つまり、糖質とたんぱく質の不足は、ダイエットや競技パフォーマンスに悪い影響を及ぼしてしまうということ。繰り返しますが、アスリートの場合3食で必要な栄養素を補給するのは難しい場合が多いですから、一般人よりももっと気を付ける必要があります。

補食を効果的に取ることで、このような危険を避けることができるというメリットがあります。

デメリット

補食自体にデメリットはありません。しかし、食べ方やタイミングによっては健康や競技パフォーマンスに逆効果になってしまいます。

  1. お菓子・清涼飲料水等のし好品を補食として食べる
  2. 補食で必要以上のカロリーを摂取する
  3. 運動する直前に食べる

当然ながら、栄養素を補給することが目的の補食でお菓子やジャンキーなものを食べたら、そもそも補食になりません。カロリーオーバーになる太る原因になったり、栄養不足で体の不調や病気の原因になります。

さらに、いくら健康に良いナッツやヨーグルト等であっても、それらが原因で消費分以上のエネルギーを摂取することになってしまったら、当たり前ですが太ります。ざっくりカロリーコントロールをして、エネルギーの過剰摂取にならないように気を付けましょう。

また、運動の直前に補食を取る際は注意が必要です。運動をするときに、食べたものが消化されている状態がベストな状態であり、もし胃に食べ物が残っていたらパフォーマンスに悪影響。おにぎりやジャムパン等を補食として食べる場合は、運動する2時間前には食べ終えているようにしましょう。

30秒まとめ

  • 補食は栄養補給のための間食のこと
  • 補食はダイエットや競技パフォーマンス向上に役立つ
  • 菓子パンやフライドポテト等のし好品は補食では無い
  • 補食を取りながらも総摂取カロリーを気にすると良い
  • 空腹状態が続くと太りやすくなる
  • 糖質が不足すると筋肉がエネルギーとして浪費される

いかがでしたか?補食は、サッカー少年から残業を頑張るビジネスパーソンまで、さまざまな人たちにベネフィットのあるもの。ぜひ、生活に取り入れて、ダイエットや体づくりに役に立てていってくださいね。