「サラダチキンって別に野菜ぜんぜん関係ないし、サラダ要素無くない?」
こんな風に疑問に思いませんか?…正直、サラチキちゃんもそう思います(笑)
ここでは、「サラダチキンのサラダ要素はどこなのか」について筆者が20以上のサイトを調査。その結果分かったことを簡単にまとめています。
知っているといつか役に立つ、豆知識を見ていきましょう!
サラダ味の意味
https://www.kamedaseika.co.jp/admin/images/item/upload/125@2x.jpg
結論から言うと、元々サラダチキンの“サラダ”はサラダ油から来ているようですが、今は少し違う意味で使われているようです。
どういうことか?
最初に”サラダ味”という味の名前を使いだした亀田製菓による説明は、以下の通りです。
「サラダ油」がまだ高価だった1960年代、サラダ油をからめて塩をまぶしたせんべいが作られました。その頃の時代の背景として、純日本風の「塩味」とするよりは洋風の「サラダ味」とした方がおしゃれではないかということで名付けられました。
引用:亀田製菓
つまり元祖・サラダ味の意味は、このようになります。
“サラダ味”とは、おせんべいやさん(亀田製菓)発祥の日本独特の言い方ってことですね。
じゃあ、サラダチキンの「サラダ」は何を指しているのか
真相を確かめるべく、いくつかのサラダチキンの栄養成分表示をチェックしてみましょう。
【セブンイレブンのサラダチキン
鶏むね肉、食塩、チキンスープパウダー(大豆を含む)、醸造酢、香辛料、たん白加水分解物(大豆を含む)、酒、ホエイパウダー(乳成分を含む)、卵白粉(卵を含む)、小麦粉、マルトデキストリン、酵母エキス、ぶどう糖、野菜パウダー/加工でん粉、塩化K、pH調整剤、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)、ポリリン酸Na、グリシン、香料
食塩は入っていましたが、サラダ油は入っていません。つまり、セブンイレブンのサラダチキンの”サラダ”は、日本オリジナルの”サラダ味”ではないってことになります(笑)
ファイトクラブ・ウチノヤのサラダチキン
鶏むね肉、食塩
無添加なので原材料は2項目だけです。こちらにも塩味の要素はありますが、サラダ油は入っていませんね。
「じゃあ結局サラダチキンの”チキン”はどういう意味なの( ゚Д゚)( ゚Д゚)」
・・・現実にはよく分からないので…。これは筆者の推測なのですが、実際「サラダ味」が元々塩味+サラダ油の味と知っている人はほとんど居ないと思います。
だから、何となく理解しやすいような呼び名として「塩味の食べ物=サラダ味」と使われているのではないのでしょうか。
「まあ、味がなんとなく伝われば良いっか」というノリで「サラダチキン」という名前を付けたかもしれませんね(笑)
豆知識:サラダ油の”サラダ”の由来は?
冒頭で、サラダチキンのサラダ味は、本来サラダ油の”サラダ”から来ているというお話をしました。ここまで掘り下げてみると、「そもそもなぜただの植物油であるサラダ油の名前が”サラダ”なの?」と疑問に思いませんか?
調査したところ、なんとこの「サラダ油」という名前も日本独特のものでした(笑)
1924年に、日清オイリオが「日清サラダ油」という名前の植物油を発売。そのネーミングの由来は、先ほどお話ししてきた「サラダ味」と同じようなものでした。
欧米では当時からオイルに塩やコショウを加えたドレッシングにして生野菜サラダを食べていましたが、日本ではまだそのような食習慣はありませんでした。そこで、日清オイリオはそんな生野菜のサラダ料理に合う食用油を開発。
引用:ゼクシィキッチン
日清オイリオが「植物油をドレッシングに使った、生野菜のサラダを日本で広めたい。分かりやすいように商品名に”サラダ”って付けるか~」という感じで、「日清サラダ油」という製品を売り出したということですね。
以上、おわり♪