ゴースト血管とは、体内に張り巡らされている毛細血管の一部が、悪い生活習慣が原因で機能しなくなってしまったもの。ゴースト血管が増えると冷え性が進行したり、心筋梗塞などの血管系の病気にかかりやすくなります。
もちろん、ダイエットにもかなりの悪影響です。
「まだ自分は若いから関係ないわ」と思っているあなた、要注意。現代では、若い人ほど、ゴースト血管を進行させてしまうような生活習慣をしていることが多いからです。
このページでは、ゴースト血管ができてしまう原因を一挙公開し、今日からできる予防方法もお伝えしています。さあ、一緒に見ていきましょう!
目次
基本的にゴースト血管の原因は生活習慣
ゴースト血管がどのようにできるのか、最初におさらいしておきましょう。ゴースト血管は、機能しているはずだった小さい血管たちが、あなたの悪い生活習慣により「この血管無くても生きていけるじゃん?」と判断されてしまい、完全に機能しなくなることでできあがります。
そもそも血管は、体中に酸素や栄養素を届け、二酸化炭素や老廃物を回収する役割があります。しかし、運動することが少なく血液があまり循環していない状態だったり、睡眠不足やストレス等で血流が悪くなると、退化してしまうのです。
ストレス
精神的ストレスで、ゴースト血管ができやすくなります。ストレスを感じると、活性酸素が生み出され、それが血管を傷付ける原因になるからです。
「辛い、キツイ」等の精神的ストレスは、ストレスと思っていることを受け止めてストレスと感じなくするよう心掛けたり、ハーブティーやダークチョコレート等のリラックス効果がある食べ物を活用して緩和すると良いです。
食事から十分な栄養素を摂れていない
毛細血管はじめ、あなたの体はあなたが食べた食事からできています。そのため、食事から必要な栄養素を摂取できていないと、毛細血管もポンコツに作られます。
ポンコツな毛細血管はもろくダメになりやすいので、ゴースト血管にもなりやすいです。
今日から栄養に気を遣い、丈夫な毛細血管や内臓にするよう心がけましょう。
喫煙・飲酒のしすぎ
タバコに含まれるニコチンは、血管を縮ませるはたらきがあります。血管が縮むと血流が悪くなり、活性酸素が出されます。同じく酒も、アルコール成分が肝臓で分解されるときに活性酸素ができてしまいます。
喫煙と飲酒は、万病と加齢の元になる活性酸素が無駄にできる原因です。段階的に量を減らしていきましょう。
睡眠の質が悪い
寝ているときに、体は体内の傷や劣化を直しています。そのため、睡眠の質が悪いと体の修理も正常に行われず、次の日に血管が無駄なダメージを溜める原因に。
適度な睡眠時間(あなた自身が、眠気無く気持ちよく起きられる時間)を毎日とるようにして、体を100%休ませるようにしましょう。忙しくて睡眠時間が取れないという人は、起きているときの時間の無駄を見つけ、それらを潰し睡眠時間に充ててみましょう。
運動をしていない
一日中座りっぱなしであったり、歩くしかしていない人は要注意。運動をすると、筋肉がポンプの役割となり血流を促進してくれますが、そもそも運動していないと、うまく全身に血が流れません。
また、こんな状況になっても血液は循環させないとヒトは死んでしまうので、心臓が血圧を上げたりして血を循環させようと頑張りだします。こうなると、心臓にも余分な負担をかけることになります。
さらに、血流が滞ると、おなじみの活性酸素が溜まり、ゴースト血管ができる原因になってしまうのです。
加齢
これは避けられませんが、加齢もゴースト血管ができる原因です。しかし、加齢の進行は運動・食事・睡眠で遅らせることができるので、対策はできます。
前述のような、活性酸素を作り出してしまうような生活習慣(暴飲暴食やタバコ等)を改めることも加齢対策になります。
失った毛細血管は戻ってこない
一度、毛細血管が完全にゴースト化してしまったら、元の使える状態には戻りません。ゴースト血管は、皮膚で例えると細胞が壊死してしまったようなものなので、一度その状態になったら、健康な状態に戻ることは無いのです。
できることは今ある毛細血管を元気にすること
ゴースト血管予備軍のような弱まっている毛細血管を、定期的な運動などで活性化して元気にすることはできます。
今できることは、生活習慣を改めて、今持っている血管を元気にすること一択です。
ゴースト血管の原因をつぶして不調を改善しよう
ゴースト血管は、悪い生活習慣が原因でできてしまいます。そのため、シンプルに原因となる生活習慣を改めることで、防止・抑制できます。
- ストレスを感じない・ストレス発散の手段を持つ
- 食事の栄養に気を遣う
- タバコ・酒を控える
- 十分な睡眠時間を取る
- 適度な運動をする
以上、ダイエットや健康の敵であるゴースト血管を防ぐために、今日からできることをやっていきましょう!