ゆるい運動

デスクワークで病気リスクが上がるって知ってた?

椅子に座りっぱなしの現代人は危険!2018年4月12日・カリフォルニア大学によって、ショッキングな研究結果が発表されました。

なんと、座っている時間が長いだけで心臓血管系の病気や糖尿病になるリスクが上がるのだそう。…病気防止のために食事に気を遣ったりしている人も多いでしょうが、そのような努力が、ただ座っているだけで台無しになってしまうのは、とても悲しいことです。

初めに、カリフォルニア大学の研究結果をチェックしてみてから、座るお仕事中心の人でも今日から実践できる改善策を見ていきましょう。

研究の要約

座りすぎは、心臓血管系の病気(心筋梗塞や狭心症など)の病気・糖尿病・早死にのリスクを上げる。また、“記憶”に重要な役割がある脳の一部が小さくなる現象と座りすぎが関わっていることを、研究者たちは発見した。

対象:45~75歳の中高年と高齢者35人。
研究方法:過去1週間分の1日に座っていた平均時間をアンケート調査。すべての被験者は、脳の記憶をつかさどる部位の状態をMRIで調べられた。

解決策

  • 最低30分に1回立ち上がる
  • 立ったついでに、肩を前後左右に動かしたり首を回したりする
  • スタンディングデスクやデスク付きバイクを使う

血流を良くしたり、固まった筋肉を解すことがメインの対策になります。30分に1回立ち上がるだけで、血流を良くなり循環機能を改善することができます。また、代謝異常や骨粗しょう症の予防にも効果的です。

座りすぎは、肩こりや頭の倦怠感の大きな原因の1つです。ずっと同じ体勢でいると、全身の筋肉が固まってしまい、だるい感の原因となります。軽くで良いですので、こまめにストレッチをする等して肩回りや首を動かせば、改善する可能性が高いです。

また、ストレッチや軽い運動で、筋肉が縮んだり伸ばされたりすることで血流が良くなり、色々な病気の予防にもなります。

なお、余裕があればスタンディングデスクやデスクバイクをおすすめします。座り続けることのリスクを完全に避けられ、かつダイエットにも良いです。

会社勤務の方は「スタンディングデスクは、長期スパンで見ると健康に良いし、仕事の能率UPにもつながる」と、会社に導入するよう希望を出してみてくださいね。

自由業の方は、今すぐスタンディングデスクを導入して、健康管理に努めましょう。

長い人類の歴史の中で、これだけ多くの人が長時間座っているのは初めて。そもそもヒトは、座位体勢を長い時間続けられるような体の構造になっていません。

座るときはできるだけ体を動かすようにして、病気のリスクを最小限にするように努めましょう。

1日10時間座りっぱなしだった筆者の改善策

筆者の場合、かれこれ1年半1日中座っている生活をした結果、最近になって、腰痛や肩こりに悩まされるようになりました。

幸い、適度な運動やバランスよく食事を摂るように気を付けていたので、病気にはかかりませんでしたが、座りすぎは良くないと身をもって痛感しました。

過去にデスク付きバイクを導入して改善しようとしましたが、色々あって上手くいかず。最終的に落ち着いたのがスタンディングデスクです。

頭痛・肩こり・腰痛から解放され、健康的なパソコンライフを送ることができています。それに、立っている状態は座っている状態と比較するとカロリーを多く消費するので、ダイエットにも良く一石二鳥です!

「長く机に向かう必要があるが、体の健康を保ちたい」あなたは、ぜひスタンディングデスクを試してみてください。」

参考文献

Sitting is bad for your brain — not just your metabolism or heart
URL:https://www.sciencedaily.com/releases/2018/04/180412141014.html

『NASA直伝!魅惑のアンチエイジング術』
URL:http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20161116/index.html